事業計画

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1.普及啓発事業

基本方針

一般消費者および栄養士・管理栄養士・ケアマネージャー・訪問看護師など各関連職種に対して、ユニバーサルデザインフードおよび日本介護食品協議会の周知徹底を図る。今年度については、介護従事者への啓発及び、これら職種から在宅への情報伝達を積極的に進める。
また、UDFマーク表記方法の変更に際し、新規啓発資料の制作、ホームページやパンフレット等既存ツールの掲載情報の更新を行う。これらを催事等の機会に配布・活用し一層の普及啓発活動を進める。
具体的な事業については、市販用や業務用ワーキンググループ等にてそれぞれ検討・実施する。

(1)ホームページの活用

  1. 各ターゲット層への有効な情報発信
    1. UDFマーク表記方法変更に伴い、情報の更新および必要に応じて解説ページ等を加えていく。
    2. 一昨年度から実施している新規コンテンツのうち、施設従事者向けページの制作を継続し内容を充実させる。これにより、食品メーカー(メディア等含む)向け(総合案内)ページ、一般消費者向けページ、施設従事者向けページの各ターゲット層へユニバーサルデザインフードの情報を効率よく、わかりやすく伝えることを目指す。
    3. 「リンク集」について、関係団体等への相互リンク掲載の整理・掲載数の拡大を図る。
    4. 「商品のご案内」ページを会員企業にて管理し、新商品等の情報を積極的に掲載し充実を図る。
    5. 組織強化の観点から、本年度についても「缶詰時報」掲載の「日本介護食品協議会コーナー」をホームページに掲載し、介護食品関連企業へも情報を発信する。
  2. キャンペーン等の実施
    ホームページを活用した事業として、「プレゼントキャンペーン」を実施する。昨年度に引き続き、初夏と秋(介護の日)、の2回実施し閲覧者(利用者)の誘導を図り、協議会並びにユニバーサルデザインフードの認知拡大を図る。

(2)ツールを利用した積極的啓発活動の実施

  1. 協議会パンフレットの等啓発資料の新規作成・更新・配布
    UDFマーク表記方法変更について、市販から業務用の各利用者へ周知を行うための新規資料の制作、協議会パンフレットや「食べる力のサポートブック」など既存パンフレット等の再作成を行い、学会・展示会・勉強会などでの配布や、DMによる情報発信を積極的に行い、ユニバーサルデザインフードの一層の周知を図る。
  2. 介護従事者が活用できる食べる機能の判断用ツールの作成(継続)
    在宅方面へのユニバーサルデザインフードの啓発・浸透は、協議会設立以来の課題となっている。在宅被介護者への接触機会の多い職種として、訪問歯科医師、訪問歯科衛生士、訪問栄養士等を取り上げ、これら職種へのユニバーサルデザインフードに対する理解を一層深められるよう、在宅方面への啓発・浸透を目指した活動を実施する。
    これにあたり、これら職種や在宅での活用に資するツール(リーフレット様式など)を作成し、ユニバーサルデザインフード使用者を増やしていく取組を継続する。
    本事業の実施にあたっては、普及委員会の市販用ワーキンググループにより具体的な取り組みを行っていく。
  3. 「缶詰時報」の活用
    「缶詰時報・日本介護食品協議会コーナー」にて、協議会活動およびユニバーサルデザインフードの啓発を図る。
  4. プレスリリースの配信
    協議会活動とユニバーサルデザインフードの一層の周知および会員企業増加に資することを目的に、加工食品業界および一般新聞等各種メディアに対して積極的に協議会の活動状況や介護食品業界関連の情報提供を行う。さらに、会員企業の発行するプレスリリースも活用し、これら情報提供機会の増大を図る。

(3)学会・展示会等への積極的参加

本年度は栄養士、管理栄養士、訪問看護師等の関連職種へのさらなる啓発を目的に、下記の催事に出展する。

  1. 第22回日本摂食・嚥下リハビリテーション学会学術大会
    期日 平成28年9月23日(金)・24日(土)
    会場 朱鷺メッセ(新潟市)
    参加内容 ユニバーサルデザインフード商品の紹介、パンフレットの配布等を実施する。
  2. 第43回国際福祉機器展
    期日 平成28年10月12日(水)〜14日(金)
    会場 東京国際展示場(江東区)
    参加内容 1コマ分出展し、ユニバーサルデザインフード商品の紹介等を実施する。
  3. メディケアフーズ展2017
    期日 平成29年1月25日(水)・26日(木)
    会場 東京国際展示場(江東区)
    参加内容 企業展示に出展し、パンフレット、サンプル等の配布を行う
    他、セミナーを実施して栄養士等の専門職に対して効果的な啓発を行う。
  4. 第32回日本静脈経腸栄養学会学術集会(JSPEN 2017)
    期日 平成29年2月23日(木)・24日(金)
    会場 岡山シンフォニーホール等(岡山市)
    参加内容 企業展示に出展し、パンフレット、サンプル等の配布を行い、栄養士等の専門職に対して効果的な啓発を行う。

この他、必要に応じた催事への出展を検討する。

(4)キャンペーンの実施

一般消費者のユニバーサルデザインフード認知機会の増大を図ることを目的に、適宜プレゼントキャンペーンを実施する。

  1. 協議会ホームページを使ったキャンペーン
    ①初夏の爽やかUDFプレゼントキャンペーン(6月)
    ②「介護の日」UDFプレゼントキャンペーン(11月)
    利用者やその家族等を応募者に見込み、ユニバーサルデザインフードサンプルやパンフレット、小冊子等をプレゼントする。会員企業の協力により、常温・冷凍ユニバーサルデザインフード商品サンプルセットを計100名分用意。応募者多数の場合は抽選を実施し、選定する。

(5)地域開催勉強会等への参加

昨年度に引き続き、地域のケアマネージャーや介護士、ヘルパーなどの介護関連職種、地域住民に対しての情報提供を積極的に行っている地方社協等と連携を図り、関連媒体への情報掲載や勉強会開催などを通じて在宅方面へユニバーサルデザインフードの情報を発信していく。

2.技術関連事業

基本方針

ユニバーサルデザインフードの普及を支える規格や科学的データの充実を図り、分かりやすく、利用しやすいユニバーサルデザインフードにする。
UDFマーク表記方法変更に伴い、ユニバーサルデザインフード自主規格の改訂版を作成する。
また、共同研究ワーキンググループおよびUDF試食会ワーキンググループによる、産学におけるユニバーサルデザインフードの研究を引き続き実施する。その成果を学会等で発表することにより、本業界でのユニバーサルデザインフードの価値を益々高めるよう努める。

(1)ユニバーサルデザインフード自主規格補完のための研究活動

ユニバーサルデザインフード自主規格の懸案事項の解決に向け、本年度は以下のテーマについての研究を、必要に応じて学術機関との連携をとりながら行う。これら研究の成果については、協議会会員企業が等しく参照・共有できるような形をもって作成し、今後、会員各社がこれを利用することで、ユニバーサルデザインフード製品の一層の信頼性を確保していく。

  1. UDFマーク表記変更に伴う運用方法の見直しと自主規格改訂版作成
  2. 物性の変化する食品の測定方法と区分の考え方について
  3. UDFの自主規格遵守と客観的説明に資する製品申請方法について*

(*過年度からの継続課題。1)事業に準拠した内容の書き換えを行い運用を開始する)

(2)共同研究事業

今年度は、ユニバーサルデザインフードにおける官能面および物性面での関連性の検証ならびに物性測定方法の検証をテーマに、食品の官能面・物性面でのエビデンス収集と学会での研究成果発表を実施する。
UDFや「嚥下調整食分類2013」(日本摂食・嚥下リハビリテーション学会)等、食べやすさに対する配慮を考えた食品の基準についての評価を官能面、物性面から実施し、適切なエビデンスを収集する。さらに、その結果について学会学術大会で発表を行い、さらに学会誌等への報文投稿を見込む。
これにあたり、日本大学短期大学部食物栄養学科との共同研究を実施する。学会発表については、同研究成果の一部を第22回日本摂食・嚥下リハビリテーション学会学術大会で行う予定。
また、本共同研究では引き続き物性測定の方法に関する検証も並行して実施する予定にしている。これにより、現在のユニバーサルデザインフード試験方法からは測定手順の設定が困難な「温度により状態(物性)が変化するもの」などについて、ユニバーサルデザインフードとして基準化していくことを見込んでいる。

(3)ユニバーサルデザインフード官能検査会の実施

ユニバーサルデザインフード各製品の規格保持を主眼とし、同時に製品開発や各社担当者のスキルアップ等に資することを見込み、官能検査会(試食会)を実施する。
本件の実施に際しては、上記目的の他、共同研究事業ともリンクさせ、得られた結果を自主規格の向上や学会発表の資材として有効に活用する。
また、本件はUDF試食会ワーキンググループを中心に企画・立案を行っていく。

(4)研究成果の外部へのPR活動

技術委員会で検討した研究テーマについて、その成果を学会および学術誌等を通じて発表し、協議会の技術的活動面について関連組織、研究者、企業等へアピールする。
今年度については、第22回日本摂食・嚥下リハビリテーション学会学術大会において、日本大学(日本女子大学から引き継ぎ)と共同研究を行っている件(事業 2)について、「ユニバーサルデザインフード(UDF)における「美味しさ」と「食べやすさ」の関連性検証」としてまとめ、発表を行う予定。

(5)容器包装に関する規格化の検討

設計配慮事項となっているユニバーサルデザインフード容器包装について、具体的な容器要求性能の内容及び規格化の可能性を検討する。

  1. 容器用語集の作成
    今年度は、ユニバーサルデザインフードをはじめ加工食品に利用される容器包装に関する専門用語を解説した用語集を作成する。会員企業に対し、社内研修などの機会に活用できるよう成果を共有する。
  2. ユニバーサルデザインフードに適した容器の紹介
    昨年度に引き続き、容器包装メーカーの立場から、ユニバーサルデザインフードに適した容器についての提案・解説集を作成する。ユニバーサルデザインフードに資する容器の特徴について、エビデンスとともに会員用ホームページやメール配信を通じて会員企業に共有する。
  3. 食品メーカー対象の勉強会開催
    1.および2.で作成した解説集を、普及・技術委員会等会員を対象とした勉強会の開催などで活用する。

(6)講演会の開催

各社の商品開発や懸案事項解決など、会員各位の意識向上やさらなる知識の習得に資することを目的に、ユニバーサルデザインフードに関連する領域をテーマとして、医科、歯科、学術機関等の第一人者を招聘し、協議会員を対象に講演会を開催する。
本年度は第15回定期総会に日程をあわせ、(一財)日本食品分析センター試験研究部 部長 藤田和弘先生に講演を依頼する。

(7)海外での「ユニバーサルデザインフード」商標登録出願の検討(継続)

近年では、近隣のアジア各国においても我が国と同様の高齢化率進展が予測されており、介護食品に関する研究等が国や研究機関、民間企業において進められつつある。この中、我が国の介護食品に対する考え方やユニバーサルデザインフード規格基準について、自国の制度の参考にしたいとの問い合わせ等が、協議会や国内の研究機関、企業に対してなされ始めている。
これを受け、協議会では国内での商標登録にとどめていた「ユニバーサルデザインフード」(文言、ロゴマーク等)について、商標保護の観点からこれらの近隣諸国を対象として商標登録出願の検討を継続する。

3.調査事業

(1)生産統計調査の実施

平成15年度から開始したユニバーサルデザインフードの生産実績調査を本年度も引き続き実施する。

(2)UDFマーク表示変更に伴う一般生活者対象調査の実施

ユニバーサルデザインフードの認知度や利用状況について調査を実施する。

4.組織強化事業

本事業は、日本介護食品協議会の存在ならびに、「ユニバーサルデザインフード」について、多くの関係企業に向けて積極的に情報伝達することにより、さらに新規会員企業を獲得し一層の組織強化を図ることを目的に設定した。
本事業は組織強化委員会が活動方針を立案・統括し、具体的事業については普及啓発、技術関連事業に包含させ実施する。
今年度は、昨年度に引き続き、介護食品業界における更新情報についての精査、並びに協議会の活動方針等の確認・決定について、理事会とも連携しながら協議し、事業を行っていく。
最先端かつ高い市場性をもつユニバーサルデザインフードについて、今後技術面のさらなる整備や利用者目線での普及の両立により、業界のリーダー役として協議会の魅力度アップを積極的に図っていく。

5.UDFマーク表示変更事業

設立以来、利用者の選択に資する製品の供給を理念に掲げ、自主規格の策定・運用により製品等への表示を行ってきた。本協議会では、今後についても同理念に基づき活動を継続していく。
一方、昨今の介護食品産業を取り巻く環境をみると、新たな規格基準の提案がなされるなど今後の当該市場において変化が予測される。
このような時勢を受け、日本介護食品協議会では今後ユニバーサルデザインフード表示方法の見直しを行っていく。
これに当たり、まずはユニバーサルデザインフードに対する利用者調査を実施し、利用者に理解しやすい表示方法について再度検討する。
以降、ユニバーサルデザインフード自主規格をはじめ、パンフレット等資料、ホームページ掲載内容等を改訂していく。
本事業については、普及啓発事業、技術関連事業等に含め実施していく。

6.その他の事業

農林水産省が実施する介護食品に関する事業への協力

機会に応じて、そしゃく配慮食品JAS等に係る情報交換や介護食品に関する意見等の発信を産業界の立場で行っていく。

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